「新しいあたりまえ」を創り続ける男 大久保秀夫 解体新書

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名前
大久保秀夫
ヨミ
オオクボヒデオ
性別
male
生年月日
1954年10月2日
出身
東京都
趣味
読書
座右の銘
親孝行

1954年10月2日生まれ。國學院大学法学部卒業。1980年に新日本工販株式会社(現株式会社フォーバル)を設立し、電電公社(現NTT)の独占であった電話機の市場に進出する。1988年には「NCC・BOX」の成功をきっかけに、当時の最短記録で株式を公開。創業以来30年にわたり、さまざまな「新しいあたりまえ」を創造してきた。2010年7月からは、代表取締役会長の職に就きながら、国内国外を問わず、さまざまな社会活動に力を注いでいる。

ohkubo's BRAIN

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高い壁を乗り越えるために必要なもの

社会活動になくてはならない情報通信サービスを、もっと利用しやすくするために――。
これまで私は、情報通信業界の問題点を次々と改善してきました。これは、どんな困難に遭遇しても、愚直に思い続け、考え抜けば、必ず壁を乗り越えられると信じてきたからこそ実現できたことだと思っています。ここに並ぶ6つのキーワードは、そんな私がこれまでに考えてきた人生の哲学です。

6つのキーワードで知る、大久保秀夫

やるべきことは、やるべきときにやり遂げておく

今という時間は、将来の基礎を「生産」する時間です。また同時に、過去の行動によってできたツケを「精算」する時間でもあります。こう定義すると思い浮かぶのが、いつも時間に追い立てられていて、なかなか物事が前に進まない人の存在です。こういう人は、今という時間の多くを、ツケを「精算」することにあてています。これにより、やるべきことができなくなり、さらにツケがたまっていきます。当然この人には、将来の基礎を「生産」している余裕はありません。だから私は、やるべきことは、やるべきときにやり遂げるようにしています。

常識にとらわれるな

常識と言う概念は、状況によってまったく変わってしまうことがあります。たとえば殺人が犯罪であることは言うまでもありませんが、戦地では殺人者が英雄扱いされる場合もあるのです。このように常識というものは、人の都合による概念であり、絶対のものではありません。ですから「ヘンだな」と思うことがあったら変えてみる。これは、ごく当たりまえのことだと私は考えています。しかし、中には不変の常識というものも存在します。それは、「愛」や「義」などの概念です。これらは人間の根本にあるもので、決して時代などに流されて変わっていくものではないと考えています。

「決断」してから「考え抜く」

ビジネスの現場で、ときに「考える」行為について誤解している人を見かけます。本人はよく考えているつもりでも、実はただ迷っているだけだったりする。「考える」とは、「こうする」と決めた後に行う行為です。たとえば営業に行く際、まず自分の目標を決めます。そして目標達成のための施策をいくつもシミュレートするのです。この手法を私は「机上100%理論」と呼んでいます。決断してからあらゆる事態を想定し、解決法を「考え抜く」からこそ、結果はついてくると私は考えています。

負けない

よく「勝つために」という言葉を耳にしますが、私はそれよりも「負けない」方が大事だと考えています。「負けない」ということは、自分の足元を見るということです。一方で「勝つ」ということは、遠くを見るということ。遠くの方ばかり見て足元を見ない人は、いつか足元をすくわれます。だから私は会社でも、売上や社員の状態のチェックを欠かしたことがありません。また「負けない」ということは、「続ける」という意味も持っていると考えます。なにごとも継続していくことが結果的に「勝ち」につながる道だと私は信じています。

「禅」と「武士道」

禅のよい所は、自分を見つめ直すことができる点にあります。なにしろ座禅を組んでいるときは、どのような人でも一人の人間として扱われますから。私も「いつまで自分を社長だと思っているんだ」などと叱られているうちに、自然と驕りがなくなり、素に戻った自分を発見できるようになりました。一方、武士道のよい所は、物事を先送りにしなくなるという点にあります。「いつ死んでもいいように準備しておく」という武士道の考え方は、すべての始まりともいえる「決断」のスピードを高めてくれます。

人生と仕事を、とことん楽しめ

「我慢ばかりだったな」と後悔するような人生は、良くありません。人は「いつ死んでも悔いはない」と思えるよう、毎日を生きるべきだと私は考えています。悔いのない人生を送るためには、とことんまで楽しむという視点を持つことが重要です。たとえば辛い仕事を与えられたときでも、どうすれば楽しく取り組めるのだろうかと、一生懸命考えなければなりません。私は毎日、毎日、「どうすれば楽しめるのだろうか」と考えながら生きているので、とても充実した日々を送っています。

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