「新しいあたりまえ」を創り続ける男 大久保秀夫 解体新書

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名前
大久保秀夫
ヨミ
オオクボヒデオ
性別
male
生年月日
1954年10月2日
出身
東京都
趣味
読書
座右の銘
親孝行

1954年10月2日生まれ。國學院大学法学部卒業。1980年に新日本工販株式会社(現株式会社フォーバル)を設立し、電電公社(現NTT)の独占であった電話機の市場に進出する。1988年には「NCC・BOX」の成功をきっかけに、当時の最短記録で株式を公開。創業以来30年にわたり、さまざまな「新しいあたりまえ」を創造してきた。2010年7月からは、代表取締役会長の職に就きながら、国内国外を問わず、さまざまな社会活動に力を注いでいる。

ohkubo's FOOT

年譜とともに、大久保秀夫がどうやって作られたのか、幼少期・青年期・成年期のエピソードを中心にまとめて紹介していきます。

人生の原点ともいえる事故の経験から、情報通信業界の常識を打ち破った数々の挑戦まで。
これまでの私の人生をご紹介します。

【5歳】瀕死の重体から奇跡の生還

幼稚園に通園中、交通事故にあう

交通事故は、今後の生き方を決定づけた出来事です。意識不明の重体から奇跡的に回復した私は、母から「神様にもう一度命をもらったのだから、世のため人のために思い切り生きなさい」と言われて育ちました。こうした経験から「命には限りがある」ということを知り、世の中の問題に全力でぶつかっていく人生を歩むことになったのです。

【20歳】学生結婚を実現させるため、彼女の父親に直談判

学生結婚し、検事を目指す

大学3年生のときに、司法試験を受けようと思い立ちました。猛勉強が必要でしたが、付き合っていた彼女との時間も減らしたくなかった。そこで思いついたのが、結婚という選択肢です。すぐに彼女の実家まで挨拶に行ったのですが、当然ご両親は大反対。しかし、交渉の末に「2年で司法試験に合格しなかったら就職する」という条件付きで結婚を認めてもらいました。

【22歳】日本企業と外資系企業の両方を経験

新社会人

2回の司法試験の機会に合格することはできず、老舗アパレルメーカーに就職しました。しかし年功序列など、がんばった人がむくわれない仕組みに腹が立ち、入社から3年で転職。次に就職したのは、フルコミッションの外資系企業です。実力主義のこの会社は私にあっていて、すぐにトップセールスマンになれました。しかし、ここでも人財育成についての考え方をめぐり社長と衝突。結局、退職してしまいました。

【25歳】10年保証付きの電話機でNTTの独占市場に挑戦

起業する

会社員という立場に希望を見出せなかった私は、自分で会社をつくることにしました。しかし、起業して電話機の販売に乗り出したものの、若造の私からは誰も商品を買ってくれません。そこで私は、メーカーと提携して10年保証付きの電話を販売することにしました。これをきっかけに、NTT(当時の電電公社)が独占していた電話機の市場は、一変することになったのです。

【32歳】盟友、孫正義と電話料金の値下げに挑戦

NCC・BOXを無料配布

世界一高いと揶揄されていた、日本の電話料金の値下げに挑戦しました。パートナーは、ソフトバンクの社長、孫正義です。私たちは、自動的に一番安い電話会社を選んでくれる機械「NCC・BOX」を世の中に普及させようと努めました。その結果、情報通信業界に価格競争が起こり、長距離の電話料金にいたっては8割も値下がりすることになったのです。

【33歳】創業から8年で上場し、社名をフォーバルに変更

株式公開

上場を目指した理由は、会社の信用を上げるのに有効な手段だと思ったからです。創業から8年での上場は当時の最速記録で、社団法人ニュービジネス協議会(現 社団法人関東ニュービジネス協議会)から第1回アントレプレナー大賞をいただきました。上場に際しては社是をつくり、その後、社名も「新日本工販」から今の「フォーバル」に変えました。まさに新しい船出といった感じですね。

【38歳】素の自分に戻れる禅の世界にのめりこむ

禅と出会う

禅を始めたのは、京都の禅寺を訪ねたのがきっかけです。初めて体験したときは、じっと座っていなければならないし、お説教ばかり聞かされるし、耐えられないと思いました。しかし、何度か通ううちに「こんなに素の自分に戻れる場所なんてここしかない」と思うように。それ以来、禅は、私が一番リラックスできる時間になりました。

【40歳】複雑な通信サービスを取りまとめる業界初の試みに挑戦

第三電電構想を打ち出す

通信業界初のリセラー(再販業者)になるという取り組みに挑戦しました。その中で生まれたサービスが「fitコール」です。これにより、企業は複数の通信会社の中から一番安い通信回線を自動で選べるようになり、請求書も一括でまとめられるようになりました。また、「武士道」と出会ったのもこの頃で、「〜武士道に学ぶ〜ビジネスマン48の心得」を出版しました。

【現在】変わらぬ想いを胸に、社会活動に力を注ぐ

社長から会長へと立ち位置を変え、社会活動に従事

若いときから「社長引退後は、社会活動に力を注ぐ」と決めていました。特に現在は、カンボジアの教師を育てるために立ち上げた「公益財団法人CIESF(シーセフ)」の活動に力を注いでいます。国内においても、学生や経営者を対象としたセミナーやメディアへの出演、執筆活動などで、忙しい日々を過ごしています。

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